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ちくま文庫

ベルリンは晴れているか

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43798-3

Cコード

0193

整理番号

-56-1

2022/03/10

判型

文庫判

ページ数

544

解説

内容紹介

総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。ソ連と西側諸国が対立しつつある状況下で、ドイツ人少女アウグステの恩人にあたる男が、ソ連領域で米国製の歯磨き粉に含まれた毒により不審な死を遂げる。米国の兵員食堂で働くアウグステは疑いの目を向けられつつ、彼の甥に訃報を伝えるべく旅出つ。しかしなぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になり―ふたりはそれぞれの思惑を胸に、荒廃した街を歩きはじめる。最注目作家が放つ圧倒的スケールの歴史ミステリ。

著作者プロフィール

深緑野分

( ふかみどり・のわき )

1983年、神奈川県生まれ。小説家。2010年「オーブランの少女」が第7回ミステリーズ!新人賞で佳作に入選、2013年に同作を含む短編集『オーブランの少女』(東京創元社)でデビュー。2015年に刊行した初長編『戦場のコックたち』(東京創元社)は、第154回直木賞や2016年本屋大賞の候補になり、各誌ミステリ・ランキングでも軒並み上位を獲得するなど高い評価を得る。他の著書に『分かれ道ノストラダムス』(双葉社)、『この本を盗む者は』(KADOKAWA)など。

この本への感想

のめり込むように読みました。
現在の世界情勢下でこのような作品に出会えた事に感謝します。登場人物がまるで隣にいる人のように想像できました。

もも

さん
update: 2022/04/10

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